2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

二級製図試験を分析 2 そもそも家事動線とは?

分析2  家事動線とは?

 

昨日の家事動線の件の続きです。

先週行われた今年の課題の分析ですが。

あくまでも私個人の私的分析です。

 

 

 

そもそも、動線って何さ?って話です。

一般にいうと、セクション間の移動距離の短縮や扉の少なさです。

 

家事は、というと生活そのものの全てです。

生活や生命を維持するための活動です。

 

衣食住という言葉がありますが・・・

衣なら 着衣~脱衣~洗濯~物干し~収納~着衣

食なら 買い物~収納~調理~食事~かたづけ(ごみ捨て)

住では 清掃、かたづけなど。

それらが、同時にも進行もします。

さらに、子育て対応も今回の問題では小中学生

心身ともに手のかかるお年頃です。

 

事務所との連動性は分析1で書かせていただきました。

 

住宅内部を考えてみます。

 

家事室は、主に洗濯系の作業をイメージする傾向が強いと思います。

そうすると家事室は、洗面脱衣室に利便があり、夫婦室に遠くなく、

階段連絡がまあまあで、台所や2つの居間との連絡も悪くなく、

物干し場かなと思われるバルコニーとの連絡性が悪くない

 

キッチン動線上、事務所との接続位置と煩わしくなく。

玄関など、外部接続がまあまあの連絡で。

もちろん食事室との動線はものすごく良いこと。

 

掃除なら、掃除道具がありそうな納戸や家事室と廊下との連動性など。

そんなものが、イメージですが、どれも結構普通です。

この場合は「悪くならなければいい」程度に考えながら、全体に含ませたいもの。

 

私の独自作成の参考のモデルプランでは

脱衣室と家事室の連絡をしっかりと確保、

家事室からバルコニーへの動線を居間(B)経由でオープンにしています。

独自作成のモデルプランは分析連載の最後に掲載させていただきます。

 

ところで、これは小ネタなのですけれど。

最近の家事動線の意味の中には

掃除ロボットの動きやすさが含まれているそうですよ。

そのうちに、問題に出たりしたら興味深いですね。

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