2級製図試験の分析での追記
2019年9月15日の2級製図試験内容の分析。
連載は昨日で終わったつもりでしたが、質問をいただきまして。
追記で書かせていただきます。
「家事動線とあると、なぜ事務所の上足が確定なの?」
お答えを書きたくなっちゃいました。
設計条件の②で
「事務所部分、及び住宅部分の各要求室については夫婦が働きながら家事をしやすい配置動線となるように配慮する」
という文章が載っています。
これを、事務所と住宅の間の同じ床レベルで、
しかもバックヤード同士の
動線接続を求めるものと解釈しました。
そこに段差が在ったり、靴の履き替えがあったら、速やかな移動を妨げてしまいます。
そんな理由で下足入れ有りと合わせて上足「確定」としました。
ただ、それは、私の考えです。
ほかの考え方であっても設計としての説得力があれば良いと思います。
少し余談ではありますが・・。
講座の演習の課題で、
事務所上足で、従業員は夫婦のみの設定
給茶は住宅のキッチンから行う
という設定をやりました。
この場合、「屋内の一か所で行き来する」
の行き来の場所を玄関土間にとかにしたら?
靴を履き替えて下足にし、さらに履き替えて上足に戻す
などということが起こります。
段差の行き来も増えてしまいます。
それだと動線に利便があるとは言えなくなります。
これも、上足同士の接続が必要な例として演習しました。