2級製図試験 分析5 バルコニー
9月15日に行われた今年の課題の分析ですが。
あくまでも私個人の私的分析です。
分析連載の最後にその結果で作った解答案の掲載させてください。
(私の私的単独案です)
今年はバルコニーの要求がありました。
これまで、私の知る限りでは、
木造構造でのバルコニーが要求されたことはありませんでした。
初めての出題です。
そろそろ、要求されるかもと予測をして、課題には取り入れていました。
やっといて良かったです。
注意ポイントは手摺の高さや、立面図や断面図に出た場合の表現
持ち出しでも、屋根上でも制限はない出題です。
下の図は演習した時の参考図の一例
手摺の高さは1100mm以上とる方が良いと思います。
構造や水仕舞いのためにサッシを上げてイメージするのが無難。
屋根上は雨仕舞の問題がありますが、
よっぽど厳しい位置や形状で無ければ大丈夫でしょう。
持ち出しの場合は、持ち出し位置の状況によっては
胴差に持ち出しのための補強が必要な場合がありますが、
そこは、影響は小さそうかな。
大きさは、奥行き910幅1820以上とは、ずいぶんと控えめ。
既存樹木とテラスで、南の庭は物干しスペースが無さそう。
家事動線を謳ってしまうとなると
要求のバルコニーが物干し用に思えてしまいます。
バルコニーが在ると無いとでは家事動線に影響があるという意味に見えてしまいます。
ただし、はっきりとは、そうは言っていないです。
私が作成した解答例のプランでは
既存樹木やテラスを望む南向きのバルコニーとしました。
居間(B)に直結しています
バルコニーの初出題も今年の課題のポイントのひとつになりそうですが、
自分なりに作れてしまえば良いので、悲観材料では無さそうと思うのです。