住宅?非住宅
もう少しで5月が終わります。
6月には、今年度の製図課題の発表があります。
そこからは、いよいよ具体的な受験の準備が始まります。
もちろん、学科からの受験生さんは当面は学科の事ですが。
私たち講師は、本格的な準備を始めることになるわけです。
そういう中で。
2級の設計課題のテーマについてなのですけれど。
今年度は、ほぼ、間違いなく木造の年度のはず。
2級の木造の年度のテーマでは、ほとんどの場合に住宅が含まれます。
自分の知る限り木造で非住宅は見たことがありません。
逆に、RCとかだと住宅を含まない出題がけっこうあります。
住宅を含む場合。
専用住宅の時もあるし、店舗などの併用住宅の時もあります。
個人宅で教える 花道や茶道のような「教室」がある住宅の時もあります。
屋内の自転車置き場や、屋内駐車場などが出たケースもありましたね。
とにかく住宅確率はものすごく高いのが、木造年度の二級建築士製図試験。
それを、どう考えるかなのですが。
ラッキーな側面もあると思うのです。
なぜなら、自分の身の回りにヒントが見つけやすいからです。
普段から、自分の身の回りのものの大きさや広さに興味をもっておくことがお勧め。
トイレの広さ、お風呂の広さ、テーブルの大きさ、キッチンセットの大きさ。
いろいろなものに興味を持っておくことです。
じつは、それができるだけで、エスキースがすごく有利になります。
一級がスケール1/200なのに対して二級は1/100です。
わりと細かいところまで、設計者に納まり感があるかないか見えてしまいます。
特段の受験準備を始める前に、自分の身の回りに気を配って見るだけで結構有効な受験準備になりますよ。