2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

受験対策の講師のお仕事(建築士製図試験はたいへん)

生徒さんとのことをいくつか書かせていただきましたが、

講師というお仕事はとてもやりがいがあります。

だからこそ、25年も続けてきているのですが・・・・・。

今回はそんな話題です。

 

この仕事がつらいと思ったこと

この仕事が楽しいと思ったこと

 

どんな仕事もやりがいを感じて楽しい時はあります。

どんな仕事もつらくてやめたいと思う時もあります。

 

たぶん、それはどんなお仕事でもあると思う事です。

 

まずは、

やめたいなー。

つらいなーと思ったことから。

 

25年以上という、かなりの期間を講師として過ごしました。

その間には辞めたいと思う時は何度もありました。

それでも、続けてきました。

 

振り返ってみてどんな時にやめたいと思ったかな。

 

最初に、思いつくのは模範解答の図面を作ることが大変。

この試験は、書くことが本当に大変。

受験する皆さんが、課題の練習で苦労をして製図をするつらさ。

本当にわかります。

 

私も、皆さんと同じ枚数プラスもう少しの枚数を書きますが。

 

もうイヤだ。

もう図面書きたくない。

 

と、本当に思ったことは何度かあります。

気持ちが落ち着けば、復活するのですが。

二級の試験製図は、それぐらい大変です。

 

あとは、図面や資料を間違えちゃってすごく自己嫌悪になっちゃった時。

こういうことは、どんな職業も共通かな。

 

あとは、皆さんの必死の思いに共感しすぎて、つらくなった。

そんな経験があります。

今は、もう高い年齢になったので、冷静に考えられるのですけれど。

始めたころは、それなりに若かったですから。

 

初めは、塾長先生のアシスタントをしていたのですが。

そのうちにクラスを任されるようになって。

皆さんの試験に懸ける思いの重さを感じてしまって。

自分のほうが、精神的に参ってしまったという時期がありました。

 

この試験の大変さと大切さが身に染みる思い出です。

 

それでもずっと続けているのは、良いこともたくさんあるからです。

毎年、多くのかたに出会って、色々な図面を見させていただいて。

全然書けないって言っていた生徒さんがどんどん書けるようになっていく。

 

その様子に毎回、毎年、感動します。

 

個性もそれぞれ、上手になるペースやきっかけもそれぞれ。

本当にできない状態だった生徒さんが、受験が近いころには見違えるようになる。

そこに喜びを感じることが出来るからこの仕事が続けていけるのだなと思うのです。