2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

図面を汚しちゃう話

図面を汚しちゃう話

 

昨日、図面の上手さのお話を書きましたが。

 

併せて考えておきたいこと。

そして、生徒さんからの悲鳴を多く聞いちゃうのが、これです。

「図面を汚しちゃいました!!」

 

ひとことに言っても「汚す」というのもいろいろですが。

お茶をこぼしちゃったとかは、事故なので別のお話。

問題なのは、「いつも、なんか汚くなっちゃう」という事態です。

 

結論から言うと、ちょびっとくらい、画面が汚れてもあまり心配いりません。

汚れに負けないくらいしっかり描いてあれば読める。という事です。

 

でも、いつも、汚れちゃうとモチベーションが下がってしまいます。

せっかく、書いてるのに・・って。

すごく気なると、書きにくくなっちゃうケースもあります。

 

しかも、最近の図面は実務が大概CADできれいなので、

必要以上に気になるかたも多いようです。

 

改善する方法は、いくつかあります。

いろいろと個別の事情がある場合もあります。

その中から、比較的、全ケースに共通していてわかりやすいものは・・。

 

製図道具をきれいにすること。

三角定規の裏や、ドラフターのバーの裏に汚れが蓄積している場合があります。

 

製図ブラシを使う事。

羽箒とか100均のミニ箒でもいいです。

鉛筆の粉や消しカスを図面上から減らすようにしてみると改善する場合があります。

 

という、2つのこと。

他にもドラフターの浮きの調整や、

手汗が気になる場合は部分手袋をするとか・・。

シャーペンの芯が折れやすいのが原因ならペンのほうの調整とか。

個別の事情によりますが、よほどひどくない限りは

「気にしない」というのが得策の場合もあります。

 

もちろん、読図に支障をきたすほど、汚れちゃう場合は、

汚さない対策が必要なのは言うまでも有りません。

講師から「これぐらいは大丈夫」って言われるレベルかどうかかな。