2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

エスキースをどんなスケールで書くか(二級建築士)

現在、資料図面の製図とともに、課題を創る前準備として、

たくさんのエスキース案を作成中。

いろいろな、角度から考えている最中です。

 

そこで・・。

私がエスキースを、どんなスケールで書いてるかということなのですが

たいがいは 1/100か 1/200か という事になると思います。

 

試験のためのエスキースなのですが。

絶対に「どっちじゃなきゃいけない」という事は無いです。

講座でも1/200を勧めているところも、

1/100を推しているところもあると思います。

 

判断は分れるところ。

 

私は、圧倒的に/100で書くのがお勧め派です。

同時に、初心者の方には1/100がお勧めです。

 

/200で書くという良さもあります。

小さいので、サクサクと書けますし。

余白が多いので、やり直しするスペースもありますから。

 

でも、1/100にも良いところがたくさんあります。

 

まず、仕上げる図面と同じスケールなので製図への置き換えが早いです。

仕上げ図面が1/100ですから、1/200でエスキースすると細かい納まりが合わなくなる場合もあります。

「納まりは全てオレの頭の中に在るぜ!」

と、思う場合はその限りでは無いですけれど。

 

次に、伏せ図を考えやすいです。伏せ図も1/100なので。

 

私はやらないけれど

エスキース図の上にカラーペンなどでラフ書きしてしまう手も使えます。

(ラフで上書きしなくても伏せ図は作れます。

というか、作れるプランを計画出来るようにします。)

 

階段などの位置ズレを起こすことが少ないです。

ちっちゃく書くと「ちょいズレ」がおこる可能性はちょっと上がります。

 

面積計算がわかりやすいです。

常にいつもの寸法であたれるので楽です。

 

もちろん、普段から慣れているかたの場合は

/200エスキースを否定するものでは無いです。