ゴールデンウィークが終わりまして。
気が付くと、二級建築士試験の受験申し込みも終わっております。
今年、挑戦の生徒さんに、お一人でも多くお会いできることを願っています。
ここから数回かけて、
二級建築士製図試験で必要な図面のことを書いて行こうと思います。
二級建築士試験で必要な図面についてひとつずつ解説して行きます。
深く行くととんでもない量になっちゃうのでまずは浅く。
書き足し情報は、また書いて行きますので。
作成所要時間の目安を書き添えました。
本試験でこのぐらいで書くことを目標にできたらというものです。
得手不得手もありますし、並行作業もあるのでその部分はお察しくださいね。
1階平面図兼配置図です。
作成所要時間の目安は1時間程度です。
やはり最も時間がかかる図面です。
記入事項も一番細かく設定されています。
一般に以下のような要求があります。
室名の明確な記入が必須な他申請で一般的に記入をする主要室の面積の記入が必要です。
主要室の家具配置や便器、洗面台、厨房設備などの記入も要求されます。床の高さの記入が要求される場合も多いです。
建物のプランのほかに配置と外構計画を記入する必要があります。
外構計画では門や塀のほかに駐車位置、駐輪スペース、玄関へのアプローチが重要記入項目です。
その他に指定外部施設やスロープの計画が求められることが多いです。
寸法は建物の主要部分のほか敷地との離れ距離なども記入が必要です。
2階平面図兼屋根伏せ図です。
作成所要時間の目安は40分程度です。
近年は2階に設備がある建物の出題も多くて油断できない作業量があります。
一階に要求されたもの以外では一階の屋根の記入に注意なのです。
主要居室の家具配置や設備の記入はもちろんのことです。
屋根伏せ図の記入も必要ですが、図面の書き込み位置を自分で決めるため、屋根伏せを後で書くと枠に入れられない場合があります。
枠から屋根伏せがはみ出すと減点の対象になります。
続きます。