2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

ただいま分析中「夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅」(1)

ただいま分析中

夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(1)

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このブログは公式見解とか学的分析とか、偉そうなものではなく。

私自身が「いろいろ考え中」って内容です。

ご理解ご容赦ください。

 

建築設計事務所ってとこで思う事のひとつ。

 

ここ数年で、建築設計の業務の姿ってとんでもなく変化しているのですよね。

その、どの部分を切り取るかで設備が変わってきます。

 

その変化の原因はCADの普及。

 

今、図面はCADで作成しちゃうから、大きなサイズの原図が必要なくなっています。

大きな縮尺が必要なら、大きくプリントアウトするだけなので。

大きなA1のトラック式ドラフターは若い時には憧れだったのだけれど。

ムトーとかMAXとかかっこよかったです。

今は、「何それ?」って思うかたがいるかもです。

 

コスモ建築の事務所にも大きなドラフターが在りましたが今は無いです。

 

伴って、青焼き用の設備はほとんど使われなくなりましたし。

それこそ、「青焼きって何?」です。

 

プリンターも、様子が変わりました。

建築物の規模によってはA3のみで施工図まで処理しちゃう場合もあります。

必ずしも大きなプロッターが必要な状況では無くなりました。

 

最新の設備だと、PCとA2プリンター。

扱い建築物の規模によってはA3プリンターでも済む。

そうなると、「建築設計事務所」ならではの設備ってあるのかな。

と、思ってしまうのです。

 

ただ、私は受験対策講座の講師という立場から考えるので。

やや前時代的な設備が本試験で出題された場合も想定しないと。

本試験で、生徒さんが「全くイメージできない」

という事態だけは、避けたいわけです。

 

問題文の夫婦は年齢不詳ですから。

年齢高めの建築家のご夫婦かもしれません。

「現在は、あまり無いよな」と思う要素も

念のために、対応できるようにだけはしておかなければ。