4月に少し触れた2級建築士の設計製図試験は、どういう試験なのか
という事をもう少し書こうと思います。
4月の記事はざっくりとした様子を書きました
少し見る角度を変えてみようと思います。
実際にどんな問題を解いていく試験なのかという話です。
実際の試験では
「設計条件」
「要求室」と「外部施設」
「敷地図と敷地条件」
「要求図面」
の3つが与えられます。
設計条件に基づいて、
要求室と外部施設を計画して
要求図面を起こす
という事になります。
実際に問題用紙を見てみましょう。
これは、技術センターが一般公開している試験の問題用紙です。
じつは、もちろんのことですが解答は、ひとつではありません。
明らかな間違いはありますが、「これだけが正解」という正解は無いです。
そうなると、「何が大事か」と、いうと・・。
「大事な事は何か」と、いう事です。
受験ための講座では、その部分の見つけ方をトレーニングすることになります。
特に試験ならでは大きな事情として
「圧倒的に時間が無い」という事がありますので。
問題の読み方や、計画の作り方のコツをトレーニングします。
計画を作るためにラフからプランを起こす作業をエスキースと呼んで、
そのためのグリッドペーパーをエスキース用紙と呼びます。
エスキース用紙は、問題用紙にセットされていて、
木造の年には4、55㎜のマス目、非木造の年には5mmのマス目です。
そのグリッドペーパーにプランを作る作業であるエスキース
エスキースのコツってなんだろう
と、いう事になります。
そのノウハウはたくさんあります。
最初に書き始めるところから、そのノウハウは始まります。
そして、そのノウハウが講座の財産ですから、簡単に流出が出来ないのですが。
言葉で書いて終わっちゃうほど浅い物でもないのでちょっと書いちゃいます。
そのうちのひとつは。
毎回似たようなプランを作れること。
いろいろな問題が出ても、なんだかいつも似たようなプランを作ることが出来れば?
プランを作るのも、書くのも楽ですよね。
そのためにはどうしたら良いか
毎回同じ方法を基に作ることです。
プランするたびに新しいプラン作っていたら、それは大変です。
そこを、徹底的に反復トレーニングすることが必要ですね。
そして、同時にお得なプランを作るという事です。
どういうお得かというと。
牛丼屋さんと同じです。
早い、早い、安い、(ほどよく)美味い
ちなみに、私は牛丼屋さんでは、吉野屋さんが一番好きです。
早くプランを作ること。
早く図面が書ける書きやすいプランであること。
無駄が少なくて、構造も無理なくなっていること。
とんでもなく素晴らしいプランでなくても、ほどよく良いプランなこと。
それを作るコツを掴むことが出来れば、
これは、大きな強みになりますね。