散歩です。
ゴールデンウィーク中、家の近所を散歩してみました。
うちは、夫も建築士なので、散歩をすると建物を見て
「防火地域だから・・」とか
「高さ制限があるからな・・。」とか
「この接道は専通か2項か・・」とか
勝手で、くだらないことを話しながら歩きます。
それでも、建築に携わる仕事というのは、本当に楽しい。
空き地や現場看板を見ては、これから建つ建築物を想像します。
建築士受験講座の講師とともに、
現在も実務に携われていることを本当に、感謝しています。
建築の仕事は、もちろん楽しいことだけでは無いです。
家を建てるかたは、本当に人生の全てを懸けているといっても過言ではありません。
もちろん「仕事」でもあるのですが、建て主さんへの敬意や愛情無しに建築はできません。
建築士受験という、自分の人生を懸けた事業の向こう側には、
建て主さんの人生を手伝う自分がいることを想うよう受験者さんには伝えたいです。
そして、実は・・・
そういう発想は製図の受験にとても役に立ちます。
2級建築士の製図試験は問題文を読んで作図をするという試験ですが。
ただ、つらつらと文字を追ってもイメージが持ちにくい場合があります。
そういう、ご様子の生徒さんにお声がけをすることが、このことです。
入れ込みすぎは逆効果にもなりますが、
問題文をお施主様のご希望としてとらえること。
命の感じられるプランをする事。
それによって、飛躍的に対応力が上がるケースが有ります。
迷ったときに、実際の建築としてどうだろうか。
という事が、答えにつながる場合があります。
マークシートではない、人の手による採点だからこそ。
たとえ、試験で実際には建つことのない建物の計画だとしても。
「こういう建築の考えは無いでしょう」
という印象のプランは、作らないようにしなければ。
建築物は、使い手への思いやりの意識があってこそ。