2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

受験講座は試験の特別な情報を教えてくれるの?

時々、お尋ねされるのが、受験講座は試験の特別な情報を教えてくれるの?という質問。

 

こらこら、国家資格試験ですよ。

情報は平等です。

 

みんなが知らないことは違法な漏洩が無い限り、事前に知りえることではありません。

正直なことを言うと20年以上前には、グレーな印象を持った例もありますが。

国家試験の情報漏洩なんて、本当にあったら大事件です。

大きなスキャンダルになっちゃいます。

 

そこを期待することは、もちろんできません。

「うちは、ここだけの特別な情報があるんですよ」

なんてことを言う講座があったら危険かも。

 

ですが、知っているとかではなく、経験上の予想や分析をすることは可能です。

「こういう表現とおなじ表現のあった年の問題はこういう事だった」みたいなものや、

「過去こういう表現はこういう傾向の問題が出ている」など。

 

私も練習課題に作った問題が、実際に出題された問題にそっくりだった経験が何度かあります。

過去の分析から作った練習問題でした。

事前に「これが出そう」なんて公表していたら、疑われかねないそっくりでした。

ただ、「これが出ますよ」とは、言えません

もちろん、それはわからないですから。

 

結果そっくりのものが出ちゃったら、後で、塾長と一緒に、ただ大笑いです。

「まさか、これだったのかー」って。

逆に「これだろう」とか「これは無いでしょ」とかの予想が外れちゃう時も、もちろんあります。

なので予想が外れても対応できるように幅広いプランをトレーニングします。

 

参考となる過去の試験の標準的プラン案は、誰でも知りえます。

公式に発表されますから、これも平等な情報です。

 

ところで。

公式発表では標準的な模範プランは公表されますが、

その他の設計図書の模範は公表されません。

「公表はしない」ということが発表されています。