2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

二級建築士の製図試験は どういうものでしょう(2)

二級建築士の製図試験はいったいどういうものかという件の続き、2回目です

 

講座が始まった1回目、生徒さんからお尋ねされたことがあります。

 

まずは予想課題で図面一式を製図練習でそのままトレースしていただいた時のこと。

「これだけ書くのは、かなり大変ですね」

「これを、このまま当日時間内内に、書けるように練習するわけですね?」

え、あれ?なんかちょっとニュアンスが違います。

 

プランは自分で、試験会場でその場で作ることになるし、立面図も断面図も、その作ったプランのものを自分でその場で設計して書くのですよ。

「え~っ・!」「あり得ないです。このまま書くのだって、大変です」

 

その通りです。

お気持ちお察しします。

そう勘違いしてもおかしくないくらいの要求図書のボリュームなのです。

 

その大変な要求図書については6月の発表を待たないと確実なことは言えません。

ですが、一昨年の木造で要求された要求図書は

 

1階平面図 兼 配置図

2階平面図 (兼 屋根伏せ図)

2階床伏図 兼 1階小屋伏せ図

立面図

断面図

部分詳細図

面積表

仕上げ表

設計の要点(主旨書)

 

これを4時間半程度で全部仕上げるという。

とんでもない試験です。

でも、文句を言っても問題の解決になりません。

受け入れて練習することになります。