2級建築士の製図試験は具体的にどういうものでしょう
ここが入り口で大きな問題です。
少し回数をかけて書こうと思います。
まず、全体としてのこと
「要求されたプランを、与えられた敷地に計画して要求された設計図書をそろえる」
という試験です。
順を追ってお話しますね。
まず、年度によって、木造の年と非木造の年があります。
突発要因が無いかぎり、今年2019年度は木造です。
昨年度は非木造でした。
そして6月に設計課題としてテーマが発表されます。
その時に、同時に要求図面も正式に発表されます。
要求図面は、時々予告なく変更されます。
「毎年、要求図が同じ」とは、かぎりません。
そのテーマに沿った問題が7月の試験の当日に出題されます。
ここで、6月のテーマってどのくらい情報を出してくれるの?
という事ですが、なんと
ほぼ、タイトルしか出してくれません。
住宅か?非住宅か?あるいは併用住宅か?2世帯か?それがわかる程度
あるいは、敷地が小さいとか、高齢者が住むとか、何らかの特徴だけが発表されます。
敷地の特徴のひとつは教えてくれることがあっても、それ以上は教えてくれません。
敷地に関して、一切情報が発表されない場合もあります。
その限られた情報をもとに「練習」を、することになります。
この情報はすべての受験者に公平に平等に与えられます。
〇〇大学出身だからもう少し習って知っているとか、
〇▽講座の受講生だから、もう少し詳しく知っているとかは、全く一切ありません。
そして、練習とは図面を書くこと。
それと、その図面のもとになるプランを作る練習をすることになります。