二級建築士試験の製図のルールって?
二級建築士製図試験の図面について付けたしです。
二級製図試験の図面について、つらつらと書いてきました。
それらの図面は一般の基本ルールにのっとって書く必要があります。
では試験製図のルールってどういうことかというお話なのですが・・。
そもそも、2級建築士は受験資格がある人だけが受ける試験。
受験資格は専門の学校を出ていること、または建築設計にかかわる実務経験が一定期間以上あることなどです。
ですから、「製図のルールを知らない受験生はいないはず」
というのが原則です。
ですが、実際には、住居系の学校で主に意匠図やプレゼンテーションを中心に勉強してきたかたや、実務とは言っても、構造設計のコアの部分で実務を積んだかた、設備系の設計をしてきたかたなど、試験に必要な種類の製図すべてをそれほどやっていないケースもあります。
また製図をやっていても、自社の指定のCADソフトで書いている人がほとんどです。
まず、「どこからどうやって書き始めるか」が一番の問題だったりもしますし、いつもならCADが勝手に仕上げてくれるので、普段は気にしていない要素もあります。
寸法線なんかの書き方ルールがわからないという生徒さん意外と多いのです。
見れば当然わかるけど、そういえば、「書くこと」って無いような。
ポチっとやると「いつもの寸法線」が自動で入るCADは少なくありません。
そういうケースは、全然珍しく無いですから、恥ずかしいことも全くありません。
基本はJISの規格に沿った、普通の図面をそろえることになります。
が、試験ならでは要素がひとつだけあります。
それは、問題文に付属した「要求図に関する項目」に沿っていること。
特別なことは無いのですが、そこをしっかりと抑える必要があります。