2級建築士受験講座講師のブログ

二級建築士試験受験講座で製図対策の講師をやっています。

2級建築士の製図試験の推移(4)

2級建築士の製図試験の推移のお話(4)です。

 

製図試験の推移のお話を書いていますが。

この話を書く目的のひとつは、過去の受験生の経験を聞いて

誤解から、今の受験の受講者さんたちが、

受けなくてよいプレッシャーを受けたり

焦りを感じることが無いようにと思う事です。

 

それぐらい「二級は簡単だろう」という、大先輩方の勘違いも多いのです。

 

そういう面では要求される設計図書の「要求項目」も変化をしています。

 

古い時代は、平面図について・・・と言えば

「間取りが作れていること」というのが一番大きなことでしたが、

現在では、まず、間取りが作れるのは当然として、

それ以上の要素が求められています。

 

例えば、前出の階段の形なんかもそうなのですけれど。

図面の記入事項も細かい指示をされるようになっています。

 

私が記憶にあって「え?」と思ったのは、

「シャワーブースのシャワーのヘッド位置を記入」とか、

「外の水道の位置を記入」とか、時々、細かい中でも細かい要求があること。

 

実は、こういう要素は、まったく怖くは無いです。

こういうものが「出ることが有る」とわかっていたら良い話です。

びっくりや、見落としさえしなければ、問題はありません。

 

ただ、何が出るかわかりませんから、

普段の練習課題に時々変なものを要求して出題してみたります。

何か変なものを書くような練習問題があった場合、

「このための練習」だと思って頂ければ、役に立つはず。