製図台が壊れた(かもしれない)?話
試験に使う製図台が壊れるという状況。
これ、怖いですよ。
試験が近い時期や、まして試験当日だったら恐ろしいです。
でも、実は製図台って時々壊れます。
時々とは言っても、
25年以上の中で数回の講師としての経験上ですから、
分母が大きいです。
そんなに頻繁にあることではありません。
必要以上に恐れることは無いです。
でも、知っておきたい情報です。
でも、私自身も。数度、壊しています。
壊すといっても再起不能の「破壊」とリカバーできる「故障」では意味が違います。
ほとんどの場合は「故障」または、「故障と勘違いしている」です。
勘違いしているケースとしては、
普段は使う必要のない機構部分
定規の浮き上がり調整や、角度の微調整の調整部分を
うっかり触ったり、何かが当たったりして作動しちゃうもの。
これは、製図の最初のところで、自分の製図台をいじり倒して
お勉強しておけば、無くなるので大丈夫。
小さな故障は、いくつかあるのですが、多いのはワイヤー外れ。
ドラフターの機構はメーカーによって少し違うのですが、
ふとしたはずみで、起こるようです。
この場合は、ちょっと1か所ぐらいでしたら私も経験あります。
歯車とワイヤーがずれてしまう状況。
絡んだり食いこんだりする前に割りばしなどで引き戻せれば治せます。
ワイヤーが絡まったり複数か所で外れたりすると危険です。
不用意に動かそうとしてワイヤーに曲げを作ってしまう場合もあります。
ワイヤーが切れることは、ほとんどありませんが、変な状況になることは有ります。
こじらせると、販売店などへ入院になっちゃうこともあります。
大事なことは、「そういう事も時々ある」と知っておくこと。
「あれ?」と思ったら、落ち着いて。
まずは自己点検です。